「心の目」が見てきたもの

今日は久々に鉄道とは関係のない内容を書きたいと思います。まあ、今色々話題にもなっていることと関係ありますし、私自身もまた感じること、周りで起きたことなどありましたので、まとまらない文章ですがよかったらお付き合いください。

内容に入る前に、過去のこのような記事で触れたことがありますが、私は先天性の視覚障害者で弱視であるということをご理解ください。

先日、車椅子の方の飛行機利用に関する騒動が報道され、各メディアやネットでも話題になっていますね。皆さんはこの件についてどのような意見をお持ちでしょうか。健常者の立場としてではなく、私だから思う障害者の立場としての意見になりますが、会社側を叩くというよりは利用者である車椅子の方のほうにある程度の責任があるのではないでしょうか。私と障害の種類は異なりますが、公共交通機関を利用する上での一定のマナーや暗黙のルール的なもとは守っていただきたいです。つまり、事前連絡をしなかったというのが気に入りません。バリアフリーに関する研究所の方ということで、アポなしで行った際の周りの反応を見るのが目的だったらしいですが、正直、この研究って意味があるのでしょうか。確かに日本は世界に比べると福祉は弱い部分が多いです。障害者にまだまだ冷たい世の中ですし、そもそも健常者の反対が障害者というふうに二分化してしまい、これによってタブー視することや差別が生まれるのではないかと私は思っています。

今回は飛行機が舞台ですが、事前に申し出れば対応できる用意があったと会社側は言っています。飛行機よりもっと身近な電車だって、車椅子の方や白杖、盲導犬と一緒にあるく目の不自由な方も前もって駅の窓口でお願いした上で介助依頼をして利用している光景は皆さんも見かけたことがあることでしょう。

体にハンディを抱えている以上、人に助けを求めることは必ず出てきます。その都度説明しなければならないかもしれません。でもそれらは当たり前のことではり、障害者の私にとっては何の苦でもありません。むしろ、万全の態勢を取った上で安心して乗り物を利用したいです。今回のニュースは会社側を批判する声が多いようですが、ネット上ではその正反対。私も意見的には後者側ですし、この車椅子の方はちょっと意地悪だなぁと感じました。

たびたび私が障害者であることをここで報告していますが、少しでも多くの方に偏見をなくして理解を深めていただければと思います。前述したとおり、「健常者」と「障害者」が対義語になっていることに私は違和感があります。そもそも障害がなく健康な人を「健常者」というイメージですが、本当にどこも悪くない人ってまずいませんよね。

それにどこかが不自由な人を障害者という大きな一つのくくりにしていますが、これも「先天性」と「後天性」でまったく立場や経験が違うと思っています。後天性の場合、今まで出来ていたことがいきなり出来なくなり、障害を負った後の現状を受け入れなければならない辛さがあります。一方、先天性の場合は生まれつきその状態、私の場合は生まれた時から目が不自由なので、このよく見えない状態を普通に感じています。逆に、健常者、目の場合は晴眼者と言いますが、普通の人が目がよく見えている状態というのは私には想像ができません。もちろん羨ましいとは思いますが、一生治るわけではないものなので初めから諦めなければならないものがたくさんありました。例えば車の免許、私は視覚障害者なので絶対に取得不可です。でも中途失明のように後天性の場合はそれまでは目が見えていて車を運転することができていたかもしれません。

何が言いたいかは私にはわかりませんが、とにかく絶対的な分け方が正しいというわけではない、障害者であっても十人十色なんです。先天性の人は宿命、後天性の人は運命、これが適切な言葉かは分かりませんが、今思い浮かぶ言葉としては一番理解していただくのに合っているのかと思います。

「目が見えなくて可哀そう」なんて思わないでください。あなたはあなた、私は私です。そりゃあ辛い経験はたくさんしました。でも目が不自由だったからこそ、普通の人には感じないものを察知できる能力はあります。それはいい意味でも悪い意味でも。

これは私の経験談ですが、先日いつものように駅に向かって点字ブロックの上を歩いていたときのこと。背後に人の気配を感じ、しばらくするとだんだん駆け足になって私に近づき、思いっきり体をぶっつけてきました。「急いでいるからどけ、道歩くなら端を歩け!」と怒鳴られました。私はよろけてしまって体の体制を直そうとしているうちにその人は駅の方に消えてしまい、あっという間の出来事でした。確かに点字ブロックは道の中央に敷いてありましたが、そもそもここって視覚障害者の専用通路なのでは?白杖持っているのに健常者だと思った?このような経験は初めてではないですし、私の周りでもよくあります。

他にも例えば、点字ブロックの上に車両やモノを置いて塞ぐ。歩いている時わざとぶつかってくる。そして舌打ちをしてるのもしっかり聞こえます。相手の顔はよく見えなくても心の視線が痛いです。

視覚障害者の女性の場合、道案内とかで手助けすると寄ってきて、歩行中に痴漢にあったという話も友人からたくさん聞きました。

さらに、これは何年か前ニュースにもなりました。鳴くことができないという制約を逆手にとって盲導犬をいじめる。そして今なお盲導犬を拒否する施設…。

生きていかなければならないので下らない人は相手にしませんが、私が先日経験した出来事もありますし、過去に経験したこともフラッシュバックして少々自信をなくしました。電車から降りようとすると、「邪魔だ」と体当たりされたこともあるし、目が不自由なためスマホを目に近付けて見ていたら「あの人なんだかおかしい」と通行中の高校生が呟くし、優先席を譲ってもらえたらもちろんお礼はするのに、すかさず付近にいた人たちは私から離れて椅子を移動する。

話は脱線しますが、身の回りで色んな事が起きていて気付かれしました。誰かを羨ましく思い、嫉妬心なのか、人の幸せを受け入れられない。たとえば家族旅行。一度でいいからしてみたかった。

あと、言葉って難しいですよね。知らないうちに誰かを傷つけているかもしれない…。もちろん、その逆も。

考えても仕方ないことなのでこの辺でやめますが、障害を持って生まれてきたことを後悔しないように自分に言い聞かせたいと思います。苦労が多い分、濃い人生になっていることに間違いないです。

さて、今月もまもなく終わり、今年も折り返し地点です。最近私は風邪気味なので、皆さんも体調に十分気を付けて、これからの夏本番に向けて色々楽しんでください!
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(2015/05/06追記)

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