許せない、許さない「いじめ」

突然ですが皆さんは「いじめ」について考えたこと、ありますか?

度々メディアでも取り上げられて話題になる「いじめ」。主に小学生、中学生、高校生と、学生時代に経験するものが多いのではないかと思います。もちろん、大人になって社会で受けるいじめもありますが。

そんないじめについて、今回私はふと思ったことがありました。「かつて自分をいじめた人がもし謝ってきたら、果たして許せるのだろうか?」と。

この世からいじめがなくなることを願う人間として、じっくり考えてみました。今はインターネットで簡単に検索したり、掲示板で質問をすれば答えが返ってくる時代。同じ思いをしている人たちの反応を見れば、やはり「許すことはできない」という答えが多いです。それは私もかも。これはいじめをした人側、いじめをされた人側で立場が変わり、経験上私は後者に当たるため、そのつもりでお読みください。

そもそも「いじめ」には様々なきっかけ、言葉を変えればネタになるものがあります。仲間から外れた存在がターゲットとなるのです。それは友達付き合いがうまく出来ない子であったりもしますし、私のような障害者というケースもあります。

過去に何度かこのブログでも私の過去のことを書いたことがありましたが、生まれつき弱視の視覚障害者として私は生まれました。今回はいじめをテーマにしているので、私の生い立ち等については割愛します。

子どもが成長するにすれ、幼稚園や保育園、その後学校に通学するようになります。私の場合は盲学校の幼稚部からスタートしました。この時は幼少期の記憶があいまいでしたが、まだいじめには出くわしていません。その後は地元の保育園に移り、ここで同じ地区の同世代の子どもたちとの触れ合いが始まりました。

そして同じ学年の友達が一気に増えた小学校。私は低学年の1年から3年までを過ごしましたが、この時がいじめのピークとなったのです。

小学生になると30人以上のクラスとなりますが、席替えをするたびに先生の配慮で一番前の席にしてもらいました。もちろん理由は黒板の文字が後ろだと見えないから。それ以外に特別なことはなく、みんなと同じ教科書を使い、みんなと一緒に授業を受けました。ただ、やはり友達の輪に入ることは難しく、一緒に遊んだのは通学路が同じだった数人の仲間だけ。だた、その人たちもやがて私を標的にいじめを展開していったのです。

私は障害の関係で瞳の色が晴眼者と異なります。今でもこれは気になることがあり、人と話す時、なるべく目を意識されないようにしてしまいます。小学1年生の時、同世代の子どもたちにそんな障害を理解するのは無理だということはもちろん明確ですが、私自身も自分が目の不自由な人であることをしっかり認識できたのが4年生で盲学校に転校した時でした。でもいじめている友達の反応を見れば、なんとなく自分は普通の人とはちょっと違うのかなと小さな心で思っていたのも確かです。

「なんで本を目に近付けて読むの?」
「なんで目の色が違うの?」
「こっち来ないで!あっち行って!」

子どもは大人と違ってある意味で正直に物事を発言します。このような言葉、その子たちにとっては純粋に疑問に思ったことを口に出しただけなのかもしれませんが、私にとっては凄く突き刺さるものがありました。

朝は集団登校ということで、上級生とも関わるようになり、やがて目に見える形でのいじめとなりました。

・ランドセルの中身を荒らされる
・靴の中に石を入れられる
・体に石を投げてくる
・靴や上履きを隠される
・机にいたずらされる

中でも一番嫌だったことは、帰り道に数人に囲まれて逃げられないようにされ、私の服に放尿されたこと。その日は雨の日で傘もとられ、ずぶ濡れで帰宅したのをよく覚えています。

登校時は集団なので単独行動ができませんが、下校時は仲のいい友達と帰るのが普通です。でも私はやがてこのいじめから逃れたくなり、誰とも一緒にならず、一人で帰ることが増えたのです。時には走って帰ることもありました。

そして小学1年の10月半ば、いつものように学校が終わって急いで帰るため走っていた途中、小さな横断歩道で私は車と接触する交通事故にあいました。

後ろからいじめをする人が何人か私を追いかけていた時で、私は逃げるのに必死。いつも車があまり来ない横断歩道だったので、よく道を見ないで突っ走ってしまったのです。いじめから逃げるために走った私の不注意で起きた事故でした。事故の後、車を運転していた人が私を乗せて自宅まで送ってくれたのですが、その時後ろから追いかけてきた人たちが「大丈夫?」と言っていたのかもしれません。私はパニックと大泣きでよく覚えてはいませんが、いじめをしてる人にそんなこと言われてもただイライラするだけで、ちっとも嬉しくなんてなかった。

私は左足に傷を負っただけの軽傷で済みましたが、怪我が回復しても学校にはいかず、そのまま不登校となったのです。あの頃は学校に行きたくないと言い張って怒鳴ったり泣いたりの繰り返し。小学2年、3年の頃は久しぶりに登校したと思ったらいじめ復活でまた不登校を何度か繰り返し、高学年になるタイミングで盲学校に転校し、一連のいじめはなくなりました。

以来、私は地元の当時のクラスメイトとの関わりは一切なく、向こうからの接触もなくなりました。私にとっては回避できて一安心。でも、どうしてあんなにたくさんいじめを経験しなければならなかったのかな。

仕返ししたいという気持ちは特に今まで感じてきませんでした。あれだけのことを経験したのだから「やられたらやりかえす」という考え方もあります。でも私はそうは思いません。でもいじめを経験したことで、心は強くなりましたし、少なくとも人の気持ちを考えられるようになりました。

冒頭で述べたことに話が繋がりますが、大人になった今、もしあの人たちが謝ってきたとしても、私は正直許せないかな。世の中、謝って許してもらえることばかりではないですし、悪いけど一生癒えない傷もある。それを負わされた側としては、その人たちを一生「悪者」として私は今まで生きてきました。私はその人たちとは今後もまず会うことはないでしょうし、今私は自分の人生に充実を感じているのでもう関係ないことです。まあその後いじめとはまったく関係ないことで挫折を味わいましたが…。

というわけで、こんなに私がいじめのことを何故書いたのか、それはいじめをしている人がいたらやめてほしいから。そして、逆にいじめをされている人がいたら誰かに話してほしいから。

まず、いじめをしている人へ。

「何故人をいじめるのですか?」

いじめをして、その時はスッキリするかもしれません。でも相手に深い心の傷を負わせることになり、生涯許されず、人に恨まれる人生を歩むことになります。かつていじめをした人と仲間になるなんて、私は嫌です。

そしていじめをされている人へ。何も悪いことをしていないのにいじめられてしまう、それが私みたいにどうすることも出来ない障害をネタにいじめられているのであればなおさら許せないことです。家族や先生、誰でもいいから「助けて」と今すぐ言ってください。

最近の学校は「いじめはなかった」と隠ぺいします。ではどうして自殺が絶えないのか、子どもだけの問題ではなく、周りの先生や保護者を含めた人たち、みんなの問題なのではないでしょうか。

「人は生まれながらにして平等である」という言葉があります。そもそも健常者と障害者という区分があること自体が不平等なので、私はこの言葉はあまり好きではありません。でもどんな人であっても同じ一つの尊い命です。いじめをなくすための教育、世の中にはいろんな考えを持ち、いろんな個性の人がいるということ。そういうことを教えるのも立派な授業になると思います。

世の中は平等にと言いますが、どう見ても健常者が有利な世界だと思っています。見て見ぬふりをする人、目が不自由で見えなくても冷たい視線を感じます。目が弱い分、耳に強い視覚障害者は多いです。「あの人目が見えない」という囁きはしっかり聞こえますからね。

相変わらず文章がまとまらず、私の気持ちをうまく伝えられなかったかもしれませんが、いじめについて私なりの経験を踏まえて今回この記事を書いてみました。というより、突然書きたくなりました。

学生時代が終わり、私はいじめとは別の問題を抱えるようになり10年。「鉄道」という趣味も心の底から楽しむことが難しくなりました。ブログの更新が急激に減少していますが、閉鎖するつもりはないのでこのままにします。ご愛読されている方々にはご心配をおかけします…。私自身焦ってはいけないと思うので。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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(2015/05/06追記)

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