独りと仲間、そして今…

この記事は鉄道とは関係ありません。また、以下の過去記事もご参照のうえでお読みいただければ幸いです。

★障害者のこと、もっと知ってほしい…
★命の尊さ、日々の大切さを知ってほしい…
----------------
「独り」と「仲間」2003年12月執筆

1993年10月17日水曜日の放課後、当時小学1年の私は下校途中、交通事故に巻き込まれた。左右未確認の飛び出しだった。このことは今でもはっきり覚えている。なぜなら、絶対に忘れることのできない出来事だったから。

生まれつきの視覚障害者でだったけど、普通の小学校に入学した。だが、登下校を中心に毎日いじめにあっていた。相手は同級生から高学年の通学仲間まで。そんな辛い中でも、学校が好きだった私は、通い続けた。当時は友達もいなく、先生や家族にもいじめにあっていることは伝えられなかった。

そんなある日、いつものようにいじめられていた下校途中、怖くなって早く帰りたいという気持ちでいっぱいになり、通学路を走って帰ろうとした途中、気付かないうちに車にひかれてしまった。事故が起きる前のことははっきりと覚えているけど、事故直後のことは全然記憶にない。気が付いたら自分の家にいた。学校を休んでいる間、友達は誰もお見舞いに来なかった。それ以来、私は不登校になった。毎日、家でわがままを言う子だった。その時よく口に出した言葉がもちろん「学校なんか行きたくない!」だった。

不登校は4ヶ月続いた。その間はずっと独りぼっちだった。時々、担任の先生が家に来てくれたが、うち明けることはできなかった。落ち着きを取り戻した私は登校を再開した。だが、いじめはいっこうに続いた。

小学4年の4月に盲学校に転校し、同じ障害を持つ人との仲間作りが始まった。私のことを温かく受け入れてくれた先生や友達が、私の心を揺れ動かした。

それまで、おとなしかった私がいろいろなことに積極的になってきたこと。今まで独りぼっちだったのに、今では沢山の友達がいる。

だが、いろいろな人と関わりを持つと、様々な悩みが沢山出てくる。これを相談できる人が全然いないのだ。まるっきり相談しないわけではないが、人によって話せる内容が限られてしまう。その意味で、今でも独りぼっちになっている。しかし、何でもかんでも話せる人は欲しいとは思わない。それは、自分の全てを知られると、自分の生きている意味が失われてしまうから。人間は、一人一人異なった人生を歩むもの。その人生をコピーされたくはない。どんなに辛い過去でも、それは事実なのだ。自分で受け止めなければいけない。それを素直に受け止めてあげられないのが今の私。そんな意味でも独りぼっちは本当に辛い。誰かに助けてもらいたいぐらい。だけど、話を聞いてくれたからといって、どうにかなるというわけではない。また、今まで私が体験してきたことを、簡単に共感してもらいたくもない。

自分で作ってしまった悩みの多くが、自分では解決することが難しい。となると、相談をしたくなるのが人間。私もその気持ちはある。勉強の悩みは学校の先生、日常生活や友人関係の悩みは家族や友達に相談した。

だけど唯一、誰にも相談することのできない悩みがある。それは自分自身のこと。学校では嫌なことがあっても自分の気持ちは押さえて、誰とも話さない夜にじっくり考えてしまい、思い詰めてしまう。そんな毎日が今でも続いている。

周りの人からは、我慢せずに思ったことは声に出したほうがいいと言われるけど、爆発をすると大声になってしまい、迷惑をかけてしまう。やはり爆発は厳禁。相談もできずに思い詰める、こんな自分が嫌だ。

所詮、私は一人の高校生、独りぼっち、寂しい、辛い、そんなことを言っただけではなにも変わらない。私だって時には泣く。でも、人前では絶対に泣くことは出来ない。泣きそうになってもこらえる。それは、恥ずかしいのもあるけど、自分の弱さを知られたくないから。だから普段は元気で、裏側は誰にも見せたことがない。信頼できる人を除いて。多分、これはずっとは続かないと思う。

このままの自分ではいけない、ではどうすればいいのか、「目標に向かって、今やるべき事をする」だと思う。一生懸命頑張れば、その努力はいつか必ず自分にとってプラスになるという意味が込められたことわざ「継続は力なり」のごとく、自分を信じてきたい。

そして、私のことを今まで支えてきてくれた家族、先生、友達、そして自分自身をこれからもずっと大切にしていきたい。

ある日の夜、いつも以上に自分を追いつめてしまい、大泣きをした。追いつめると、嫌なことばっかり脳裏に浮かんでしまう。「自分の事なんて、どうだっていいとみんな思っている、心配してくれる人なんかいない。」と、心に言い聞かせていた。

この次の日、風邪をひいてしまった。たまにあることなのでゆっくり休めば治ると思っていた。ところがこの日は沢山の先生や友達が会いに来てくれたり、メールを送ってくれて、心配してくれた。このとき私は、「まさか、こんなに自分のことを思ってくれている人がいるなんて」と初めて気が付いた。とても嬉しかった。物事をマイナスに考えることはやめようと決めた。

最近では、相談ができる話し相手も見つかった。いじめ経験者のお互いの話の中では、「自殺」という言葉がでてきた。だけど、私は絶対自殺なんてしようとは思わない。ものすごく苦しくて、自分が嫌になったら死ぬなんて、考えられない。それに、死ぬことには意味はない。そして、死ぬことに意味を込めてはいけない。もし、自分がそんな立場に陥った場合は、真っ先に周りの人に悩んでいることを話す。良き理解者でなくても、話を聞いてくれると思う。それに、気持ちも楽になる。

今では、一日一日を大切に過ごそうという気持ちを心がけている。この先、進路を決め、大きな壁にぶつかることが何回もあると思う。そこで悩んだり、苦しんだり、大きな選択をしたり、耐えきれなかった場合は、我慢せずに泣く。「泣く」ということは、全然恥ずかしいことではない。完璧な人間はいないのだから。

そしてもう一つ。自分に対して素直になりたいと思う。過去の自分は何でも我慢をしてしまい、自分の意思をはっきり伝えることができなかった。一人で悩む前に、できる限り周りの人に勇気を出して相談してきたいと思っている。自分で言うのは変かもしれないが、以前に比べると考え方が前向きになった。素直で純粋な心を持つ人を目指したい。

今、自分は独りではない。沢山の人たちに支えられていて今の自分があるのだ。その人達に、改めてお礼を言いたい、「ありがとう」。
----------------
この文章は今から11年前の12月、私が高校2年生の時に書いた作文です。昔のデータ整理をしていてみつけました。

当時の初々しい面が多く見られた懐かしい作文。私が思っていたことを素直に書き綴っていました。

あれから11年になりますが、この間には本当に色んな事がありました。作文の中に登場してくる人はもう結婚しているとのこと。もう何年も会っていませんが、それでも私にとっては大切な存在です。

高校2年の時には父親、後輩、同級生と相次いで私の身近な存在の人たちが病気で亡くなりました。高校卒業後は大学に進学したわけですが、まさかのうつになって退学。過去にもこの辺りは記事でご紹介しましたが、今に至るまでには多くの壁を乗り越えました。

そして今になって改めて自分を見つめています。正直、答えは見つかりません。今年は環境の変化がたくさんあり、まだ心が付いて行けません。周りの人の意見はみんな正論です。私がいつも失敗の日々。とりあえず私が我慢すればいいし、わがままや甘えと行ったものは縁がないのです。

プライベートなお話は信頼できる人にしかできませんが、気持ちを整理するために記事にしました。またいつか、過去を振り返る意味でこの文章を読み返す日があると思うので。

少なくともプラス思考という点はだいぶ定着しました。今が辛いならそれ以上は辛くならない。なぜなら「今が一番辛いから」。あとはどんどんいい方に進むはず。楽しい日があれば悲しい日があるのと同じで。きっとね。

諸事情でブログの更新頻度が低下していますが、今は心を優先させていますことをお許しください。

最後までご覧いただきありがとうございました。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

No title

何より人間は、生きる価値があって生まれてくるものです。
いじめにあったり、今までいろんなことがあって、やっぱりつらいこともあると思いますが、そういうときこそ、前向きに生きることで、「つらくても、これからいいことがある」と、前向きに生きることはどんな時でも大切ですね。

これからも、色々なことがあると思いますが、一日一日を大切に、前向きに。
でも、これからも、臨時回送さんの鉄道関係のことは楽しみにししております。

No title

>はこね36号様
コメントありがとうございます。
私は素直な自分になるために、過去を隠したくはありません。たびたびこのブログでも記事にしている次第です。思うこと、色んな事、また書きたいと思います。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

りんかい

Author:りんかい
後天性(?)の鉄道ファンである埼玉在住の管理人・りんかい(旧・臨時回送)がお送りする日記です。写真も加えながら気まぐれに更新しています♪

≪ご注意≫
※掲載文章および画像の無断転載を禁じます。
※コメントの際には必ずお名前をご記入ください。
※コメント欄の掲示板的使用を固く禁じます。不適切な内容については管理人の判断で削除します。
※コメントには目をとおしておりますが、今後は私からの返信を控えさせていただきます。

≪お願い≫
短文および感嘆符(エクスクラメーション・マーク)等を多く使用した不快感のあるコメントが相次ぎ、管理人としても削除作業および対策に追われています。なるべく常連の方に対する御返事を優先しており、初対面の方や礼儀のない方のコメントに警戒心を抱くようになりました。掲載記事に関係のない書き込みや誹謗中傷等は固くお断りしますことをご理解ください。

★情報集約用ツイッターアカウントを作成しましたので、ブログと合わせてよろしくお願いします。

※心身の体調を崩してしまい、鉄道趣味活動およびブログの更新頻度が低下気味で申し訳ありません。マイペースに更新していきますのでよろしくお願いします。
(2015/05/06追記)

アクセスカウンター
テレクラライブチャット出会いメル友

since 2009.09.01

Twitter
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QRコード
天気予報

-天気予報コム- -FC2-