東西線の05-114Fが運用復帰
東西線の05系で唯一の三菱GTO-VVVFであり、ワイドドアの試作車としてお馴染みだった05-114F。昨年春頃から修繕のため深川工場に入場し、12月に出場し姿を大きく変えました。そして遂に3/5の39S運用で営業運転を開始したようです。
前面スタイルは以前と変化ありませんが、排障器が設置されて帯も色調変更されて濃くなり、行先表示器が3色LEDからフルカラーLEDに交換されて姿が一新されました。車号標記の位置も変更されています。
内装も交換され、車内には車椅子スペースや17インチワイドのLCDを搭載。運転台は15000系に準じた機器類に交換されています。
さらに編成の組み換えを実施。これまでM車は2-3号車、8-9号車でペアを組むユニット方式でしたが、05-119F~05-133Fや07系同様に分散方式になりました。そのためこれまでパンタグラフ非搭載車両にも1基ずつ搭載され、M車は2、4、7、9号車となりました。
気になる制御装置の素子は東芝製のIGBT-VVVFに変更。東西線初の永久磁石同期電動機になりました。15106Fでの試験結果が反映されたものと思われます。変調音や音程は16000系にそっくりです。
元々は三菱GTOで異端車として常に追い求めていた05-114Fですが、今回の修繕で姿を一新。撮影・録音ともに早くしたい編成になりました。
05系は初期車13本が引退し、一部がインドネシアに譲渡されています。現在運用中の編成でチョッパ車は05-115F~05-118Fまでの4本です。いずれもワイドドア車ですから今回の05-114F同様のリニューアルが期待されます。
この他のメトロの車両ですが、02系と8000系の機器更新(前者は東芝IGBT、後者は三菱IGBT)が大詰め、03系も更新対象の1/5が三菱IGBTになりました。今後の展開に注目したいです。
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コメント
やっと営業運転入ったようですね。
ドアエンジン?も交換してるみたいですね。
03系はVVVF化だけでB修しない理由はなんなんだろうか・・・
ドアエンジン?も交換してるみたいですね。
03系はVVVF化だけでB修しない理由はなんなんだろうか・・・
No title
>南春日部様
コメントありがとうございます。
営団時代からの考え方が変わっていなければ製造から10年で小規模修繕、20年で大規模修繕、30年で再び小規模修繕となり、40年で廃車という流れなんですよね。03系は機器更新のみで最低限の改造に抑えているようですね。
コメントありがとうございます。
営団時代からの考え方が変わっていなければ製造から10年で小規模修繕、20年で大規模修繕、30年で再び小規模修繕となり、40年で廃車という流れなんですよね。03系は機器更新のみで最低限の改造に抑えているようですね。